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​自分のいえづくりの持論

「ものづくり」は まず「芯」を作る事!

ものづくり といえば、例えば、粘土でこねて仏像を作ろうとするとします。

その場合、芯材といえる粘土を引っ掛ける骨が必要になったりします。無論 芯材なしでもサイズが小さければ作れますが、大きくなるほど 芯材がないと粘土はつきません。

また、機械 例えば車だとか工作機械でも、それを支える構造があるかと思います。

​ものづくりの場合、そんなところから自分で作るのが ある意味当たり前で、その構造の強度を決定するのが いわゆる作っている作家 または設計者ということなんです。

一級建築士って 何でもできるわけじゃないんです。

医者で言えば 内科 外科 脳神経外科 とかのように、

全体の計画 デザインを司る「意匠」(一般的な建築士)

意匠設計者のプランを構造として成り立つように設計する「構造」

意匠設計者のプランに要求する設備を計画する「設備」(電気)

と 実は専門化しています。

大規模な工場や公共施設等については、配管が大きく 配管を回すための経路を計画し その分 意匠も構造も影響を受ける場合があるので、設備設計の重要度が高いですが、小規規模の木造低層住宅であるならば、「意匠」と「構造」さえ設計できれば、「いえづくり」できます。

 

実は意匠設計者は、自分で決められない・・・


大工さんや工務店の監督とも相談し いえづくりしてきましたが、彼らも構造的な法則や決まりごとは知らないのです。あくまで経験で考えて決めてます。
​構造設計には 確固たる検定方式があり、検定結果と 加えて経験値も入ります。

普通の設計者の方々は、一人で構造の判断が出いない為、いちいち 構造設計者に聞かなければなりません。​つまり、早く確実に自分で決めることができないのです。

構造設計というのは 「許容応力度計算」を基にした設計で、単純に 「ある荷重・重量・力に耐えられる材料を選択し、それを図面に反映させる設計法」 というもので、一次設計と言われます。一次設計と二次設計の2段階制にしなければならないのは、主に大規模な建築物であり、

​この一次設計と二次設計は、地震のレベルで区分けされています。

内呂建築設計事務所 構造設計 構造計算 建築設計 デザイン設計

木造低層住宅で耐震等級や性能評価が必要な

デザイン住宅を望まれる方の為の設計事務所

一次設計の震度は 中地震(震度6?)程度までであり、主に耐震となります。

​二次設計は、大地震(震度7クラス)でも 「倒壊しない」ための設計であり、そこには、壊れても、倒壊しない 「靭性」 という考え方が入っています。この靭性ですが、木造住宅にはありませんし、材料的にできません。できるのは「鉄骨」と「鉄筋コンクリート」の建物だけです。

​(この説明はとても難しいので、お会いした時にでもお話しします。)

しかし、もっと驚きなのが、木造低層住宅「程度」の家だと、この構造計算も「不要」なんです。

実は、この計算が不要となっているというのは、「建築確認」という 法律で決められたチェックにおいて、審査図書にない というだけなんです。法理上の意味は、「建築士による安全確認」はしていることが前提で、本当は「いる」とも言えます。
これは、不要と審査がない という意味を取り違えているのです。

とはいえ、法律も実は「絶対に許容応力度計算しろ!」と書いてません。

それは、「仕様規定・軸組計算」といういわゆる必要な耐力壁(耐震壁)のみを算定する「簡易」な計算でも良いよと なぜか言ってます。俗にいう、「4号建築物」というもので、国としては、「そんな小さなものは 世間に迷惑をかけないので、そんなに面倒見ない」という意味なんです。​

現状ですが、驚くべき事実ですが、全員とは言いませんが、ほぼ全員の意匠の一級建築士は、

構造は自分でやりません。大きな建物であれば、構造設計者が最初からいる場合が当然ですが、低層木造住宅においては、その存在はありません。(ただし、3階建てであれば、構造計算の審査があるので、低層というと 2階建てまでとお考え下さい。)

2階建て低層木造住宅の構造は誰がやっているのか?

それは、「プレカット業者」と言われる 構造材を売る業者がやっている ということなんです。

このプレカット業者は、大昔は大工さんがやっていた木材を揃えて 結合部を加工するところまで一括でやってくれる便利な業者さんです。このプレカット業者が、構造材の長さや梁成を決めているのが現状で、決め方は、「スパン表」と言われる「目安表」となってます。

​自分も計算している立場で見返すと、大方当たってますが、ぜんぜん足りない場合もあり、大まかに言えば、計算してちゃんとしているものと比べると、安全じゃない場合もあります。

実は弁護士も危惧しています・・・・・

弁護士側からも(日弁連) 建築基準法のあいまいな事を是正すべきと 問題視されています。合法的に耐震基準が満たせないものが建てられていると言われています。

​ちなみに 軸組計算=壁量計算 ですが、法律自体もかなり前のものなので、許容応力度計算からみると かなりレベルが落ちます。

​しかし、最も重要な事は

設計者(建築家)が 自分の言葉で お施主さんに質問や心配を解決することなんです。

だって、打ち合わせしているときに、いちいち「専門の人間に聞いてきます」っておかしいと思いませんか?

建築家さんは「一級建築士」なんでしょう?と思われるかと思います。

なんでも知っているというのは難しいです。しかし、自分は 重要ともいえる部分は、自分で判断し、できるだけ早く お施主さんにお届けしたいんです。

​デザインを優先されるお客さんが ほとんどかと思います。

しかし、そのデザイン 構造上 安全でないということが多いのはご存知ですか?

いろいろあるので、簡単に言えませんが、例を言えば

□2階の半分以上が 吹抜。(階段部分も含む)

□吹抜が家から出っ張っているところにある。

□南側の窓は 南面いっぱいにとっている。(例えば1階壁面の4/5が窓だとか)

□1階のリビングはとても広く 壁が少ない。

□家の角が窓。

□1階よりも2階の方が大きく、片持ち梁の上に2階・3階が載っている。

​□家がスキップフロアである。

□1階に広ーいガレージもある。

​→こんな家は危ない!(等事務所 旧HPより)

必ずしも 危険とは言えませんが、4号建築物として、構造計算せずに計画されたものであるならば、危ないかもしれません。

設計者は現場に行きましょう!

 

​現場を見に行かない・・・ そんな設計者もあとをたちません。

自分だと、週に最低1回。部位によっては、2~3回 見に行きます。

基礎や建て方の前後、及び 仕上工事に入るまでは頻繁に行くべきかと思います。

もっとも仕上工事も見るべきですが、仕上げの前に下地をしっかり作っておかないといけません。見えないところをやっているときに行かない設計者は、設計者ではありません。

​昨今、某アパート建設/供給会社が 建築ミスをしたとニュースになりましたが、監理を怠ったともいわれております。図面が全てという設計者さんは 自分ははっきり 間違っている と断言します。

ものづくりは現場です。図面じゃありません。

​自分の持論ですが、ものづくり は 骨組みをつくるところからしなければなりません!

自分は ちゃんと作りたいのです。

​そんな家を提供したいと思っております。

だから 自分のような人間にいえづくりさせて頂きたい!と心から願います。

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